ヒラタ ハヤト
HIRATA HAYATO
平田 勇人 所属 朝日大学 法学部 法学科 朝日大学 大学院 法学研究科 職種 教授 |
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発表年月日 | 2007/09/27 |
発表テーマ | 調停実務における法的価値判断について |
会議名 | 東京工業大学21世紀COE「エージェントベース社会システム科学の創出」プロジェクトの第3部ループ「交渉エージェントと法システム」セミナー講演 |
学会区分 | 研究会・シンポジウム等 |
発表形式 | その他 |
単独共同区分 | 単独 |
開催地名 | 東京工業大学大岡山キャンパス 西9号館7階707室 |
発表者・共同発表者 | 平田 勇人 |
概要 | 裁判所における調停現場から見た場合、調停委員の法的思考や価値判断は、もはや職人技に近いブラッボックス化された状態のままであってはならないと考えています。ブラックボックスから開放されることで、その高度専門的職人技に含まれる暗黙知の体系化が進み、法学教育やADRの実務、そして法交渉の自動化にも役立つと考えます。法律家やベテラン調停委員の洗練された洞察や直感といった脳高次機能のプロセスから、客観的な価値評価軸を抽出することこそが重要であるとの考え方に基づいて、日頃の民事調停実務における紛争解決事例における法的価値判断の価値評価軸を分析しつつ、法的価値関数という考え方を紹介します。複雑系であるが故にこれまで困難であると考えられてきた、法的価値判断のプロセスとその多様性がどのようにして現出するかを科学的に解明することこそが、法律エキスパートシステムや調停教育支援システムの更なる飛躍的発展へとつながると確信しています。 |