ハタ ウタコ   HATA UTAKO
  羽田 詩子
   所属   朝日大学  歯学部 口腔機能修復学講座 歯科補綴学(全部床義歯学)
   朝日大学  大学院 歯学研究科
   職種   准教授
発表年月日 2010/04/17
発表テーマ ジルコニアと陶材の焼付け強さに与える焼成温度の影響
会議名 平成22年度春期 第55回 日本歯科理工学会学術講演会
単独共同区分 共同
発表者・共同発表者 羽田詩子,上原芳樹,桜井保幸,山村 理,藤原 周,土井 豊
概要 ジルコニアクラウンのジルコニアコア材自体に強度はあるものの,その上部にレイヤリングされる陶材の組成およびジルコニアとの焼付け強さに問題が残されている.
そこで本研究では,ジルコニア上に最初にレイヤリングされる陶材の種類およびその焼成温度の違いについて焼付け強さから検討した.
 焼付け強さは,陶材によっては焼成温度が推奨温度よりも30℃低いと有意に低下することが示唆された.
 陶材の種類は焼付け強さに影響しないことが示唆された.
 試験後の試料の観察から,ジルコニアと陶材および金属と陶材は界面破壊ではなく凝集破壊を示し,またこれらの間に焼付け強さの有意な差が認められなかったことから,ジルコニアは金属の場合と同等の十分な焼付け強さをもつことが推測された.