エハラ ユウイチ   EHARA YUICHI
  江原 雄一
   所属   朝日大学  歯学部 口腔病態医療学講座 口腔外科学
   朝日大学  大学院 歯学研究科
   職種   准教授
発表年月日 2022/05/21
発表テーマ ナビゲーションシステムを用いて口腔底迷入歯を摘出した1症例
学会区分 地方学会
発表形式 ポスター
単独共同区分 共同
発表者・共同発表者 松下貴裕、江原 雄一、他
概要 【緒 言】ナビゲーションシステムは手術の安全性に寄与している.今回我々は口腔底に迷入した歯を,ナビゲーションシステムを用いて摘出したので報告する.
【症 例】患者は40歳女性,近医にて1か月前,下顎右側8番抜歯中に口腔底へ迷入し当科紹介来院した.抜歯窩は治癒しており,初診時CTで舌下隙に歯を認めた.
【処置及び経過】局所麻酔下に口腔内より摘出を試みたが,瘢痕組織が形成され摘出困難であった.後日,全身麻酔下にナビゲーションシステムを用いて摘出した.
【考 察】術前CTは,術中の開口量を想定して撮影した.これにより,術中もナビゲーションシステムによる完全投影で,歯の位置をリアルタイムかつ三次元的に把握することで摘出できた.ただ,CT撮影時と術中との体位や開口量の誤差によるズレの修正や,アーチファクトの除去に手術器具を術野から外す必要があり煩雑であった.今後口腔領域で使用する際は更なる工夫が必要だろう.