エハラ ユウイチ   EHARA YUICHI
  江原 雄一
   所属   朝日大学  歯学部 口腔病態医療学講座 口腔外科学
   朝日大学  大学院 歯学研究科
   職種   准教授
発表年月日 2024/10/13
発表テーマ 咀嚼筋腱・腱膜過形成症の一例
会議名 第67回NPO法人日本口腔科学会中部地方部会
学会区分 地方学会
発表形式 口頭(一般)
単独共同区分 共同
開催地名 岐阜
開催期間 2024/10/13
発表者・共同発表者 早瀬大隈、江原雄一、畠山、原田、高橋、長縄、渡邉、上田、村松
概要 患者は36歳男性。近在歯科で右下第一大臼歯の歯内治療を行う予定であったが開口障害のため治療困難で精査を目的に当科へ受診した。数年前より無痛性の開口障害を自覚していた。square mandible様顔貌を呈しており、初診時の自力最大開口量は20mmで強制開口でも開口量に変化はなかった。また、開口時に両側咬筋前縁部に索状構造物を触知した。T1強調像で両側咬筋前縁部に腱様の低信号領域を認めた。咀嚼筋腱・腱膜過形成症の診断で、全身麻酔下で両側咬筋腱膜切離および両側筋突起切離を行った。筋突起切離後の開口量は48mmまで増加した。術後3日から開口訓練を開始し、開口量は術後7日で30mm、訓練後では35mmとなった。1日3回の訓練を継続しながら術後10日で退院した。術後2か月経過した現在も開口訓練を継続し、開口量は35mmを維持できている。