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ナチ ヒカル
NACHI HIKARU
名知 ひかる 所属 朝日大学 保健医療学部救急救命学科 総合医科学講座 職種 准教授 |
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| 発表年月日 | 2022/11/04 |
| 発表テーマ | マラソン救護体制でのドローン活用経験と展望 |
| 会議名 | 日本蘇生学会第41回大会 |
| 主催者 | 日本蘇生学会 |
| 学会区分 | 全国学会 |
| 発表形式 | シンポジウム・ワークショップ パネル(指名) |
| 単独共同区分 | 共同 |
| 開催地名 | 熊本県熊本市 |
| 開催期間 | 2022/11/04~2022/11/05 |
| 発表者・共同発表者 | 名知 祥,林 賢二,名知 ひかる,小倉 真治 |
| 概要 | マラソン大会はマスギャザリング・イベントである上に、一定確率でランナーの心停止が発生するため、計画的な救護体制の構築が必要である。効率的な体制構築を目指す新たな取り組みとして、我々は2016年から岐阜県内で開催されたマラソン大会でドローンを活用した救護体制の実証実験に取り組んでいる。その経験から活用の現状と問題点、今後の展望について報告する。2022年4月に開催されたマラソン大会では、大会実施中に心停止が発生した想定でドローンよるAED運搬の実証実験を、実際のマラソン救護体制の中で実施した。心停止発生の連絡を受けた救護本部からの指示でドローンがAEDを目視外飛行で約500m離れた現場近くまで運搬した。運搬時のドローンからの映像は救護本部でも共有し、蘇生現場の映像情報も得ることが可能であった。万全の救護体制を構築するためには多くのマンパワーが必要となるが全ての大会で可能なわけではなく、それをカバーする方法としてドローンの活用が有用である可能性がある。しかし、安全面からの法的な問題、運用時間、天候、コストといった点で課題は多く、実証実験を重ねることが大切と考えられた。 |