イワタ シュウスケ   IWATA SHUSUKE
  岩田 周介
   所属   朝日大学  歯学部 口腔機能修復学講座 口腔生理学
   職種   助教
発表年月日 2024/11/04
発表テーマ カプサイシン添加によるマウス味溶液摂取行動への影響
会議名 第66回歯科基礎医学会学術大会
学会区分 全国学会
発表形式 ポスター
単独共同区分 共同
発表者・共同発表者 岩田 周介 、安尾 敏明 、高橋 慎平 、諏訪部 武 、安松 啓子 、硲 哲崇 、二ノ宮 裕三
概要 香辛料は食のおいしさを際立たせる独特のフレーバーを醸成し、食味構築に重要な役割を果たすが、その味覚効果の実体は未だ不明である。唐辛子辛味成分カプサイシン (CAP) は三叉神経末端に存在する痛み受容陽イオン非選択的イオンチャネルTRPV1を刺激することは明らかになっているが、味覚への影響に関しては、ヒトで、全く影響はないとする報告から、苦味を感じる、甘味うま味などに修飾を生じたとするものや、齧歯類の味細胞味神経応答の解析で、苦味甘味の低下、うま味の増強、塩味の増強や低下など、相反する結果も含め多種多様の報告がなされている。しかし、これらの報告の多くは、TRPV1の感受性低下(脱感作)を生じる30µM以上のCAPを用いており、味覚測定の再現性の問題も強く示唆される。本報告では、10秒間短時間リック試験を用い、3µM CAPの添加が、B6マウスにおける各種味溶液に対する摂取行動に変化を生じるかを検証した。