スワベ タケシ
SUWABE TAKESHI
諏訪部 武 所属 朝日大学 歯学部 口腔機能修復学講座 口腔生理学 朝日大学 大学院 歯学研究科 職種 准教授 |
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発表年月日 | 2020/10/21 |
発表テーマ | ラットの口腔顔面感覚の神経節におけるレニン-アンジオテンシン系について |
会議名 | 第54回日本味と匂学会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 共同 |
開催地名 | WEB開催 |
発表者・共同発表者 | 諏訪部 武、安尾 敏明、硲 哲崇、中村 文彦 |
概要 | レニン-アンジオテンシン系(RA 系)の最終生成物であるアンジオテンシンⅡは、アンジオテンシンⅡ受容体の活性化を通じて血圧および体液・電解質バランスを制御することが知られている。またアンジオテンシンⅡは、神経細胞における受容体の活性化を介して神経細胞の興奮性、神経突起伸長および神経細胞の移動を調節することが報告されている。口腔顔面領域の感覚系におけるRA系の役割を明らかにするため、本研究ではラット三叉神経節および膝神経節におけるアンジオテンシン II 受容体の遺伝子発現について検討した。アンジオテンシノーゲン、レニン、ACE、ACE2、アンジオテンシン II タイプ1a、タイプ1b およびタイプ2 受容体 mRNA の発現が三叉神経節と膝神経節の両方で認められた。この結果は、三叉神経節および膝神経節のRA系で産生されるアンジオテンシンⅡが、各神経節に発現する受容体を介して口腔顔面領域の感覚神経回路を制御 している可能性を示唆する。 |