シモジョウ ヨシアキ
SHIMOJOU YOSHIAKI
下條 芳明 所属 朝日大学 法学部 法学科 朝日大学 大学院 法学研究科 職種 教授 |
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発表年月日 | 2024/02/17 |
発表テーマ | 「ヨーロッパ君主制史における世襲君主制と選挙君主制の相克―わが国への示唆ー」 |
会議名 | 第159回憲法政治学研究会 |
主催者 | 憲法政治学研究会 |
学会区分 | 研究会・シンポジウム等 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 単独 |
開催地名 | 早稲田奉仕園(東京都新宿区西早稲田) |
概要 | 現在ヨーロッパには10か国の君主制国家が存在するが、この世紀転換期には、1979年のスウェーデンを皮切りに、オランダ(1983年)、ノルウェー(1990年)、ベルギー(1991年)、デンマーク(2009年)、ルクセンブルク(2011年)、イギリス(2013年)において相次いで王位継承制の改革が実施されて、いずれも直系主義に基づき国王の第一子に性別を問わず優先的に王位継承権を与えることになった(「長子優先両系王位継承制」の導入)。本報告は、こうしたヨーロッパ君主制の新しい動向を念頭に置き、とくに中世から近世期に遡り、フランス、イギリス(イングランド)、ドイツ(神聖ローマ帝国)およびポーランドにおける王位継承制度のそれぞれの形成と展開および特徴を比較考察することを通じて、ヨーロッパ君主制の本質とはいったい何なのか、憲法政治学的な解明を試みた。 |