タナカ キコ   TANAKA KIKO
  田中 貴子
   所属   朝日大学  歯学部 口腔病態医療学講座 口腔外科学
   職種   助教
発表年月日 2025/11/15
発表テーマ 朝日大学病院歯科口腔外科における早期舌癌N0症例の後ろ向き検討
学会区分 全国学会
発表形式 ポスター
単独共同区分 共同
発表者・共同発表者 田中貴子、江原雄一、長縄鋼亮、鵜飼 哲、上田順宏、渡邉一弘、高橋 萌、櫃ノ上満大、畠山大二郎、村松泰徳
概要 【緒言】早期舌癌の潜在性リンパ節転移への治療姿勢は、未だコンセンサスが得られていない。原発巣治療後に経過観察を行い頸部リンパ節後発転移が生じた時点で救済治療を行うか、原発巣切除に併せて予防的頸部郭清術を行うかである。本邦では「cN0舌癌に対する予防的頸部郭清術の前向き観察研究」や「Stage I/II舌癌に対する予防的頸部郭清省略の意義を検証するランダム化比較試験第III相試験」が進行中であり、またセンチネルリンパ節生検の有用性についても議論されている。今回、当科における早期舌癌N0症例に対する治療の現状とその予後を検討した。
【方法】2016年~2024年に当科で手術を行った早期舌癌N0症例は40例であり、後方視的に検討をおこなった。
【結果】男性16例、女性24例、年齢は27~91歳(平均65.1歳)であった。舌部分切除術のみが施行されたのは33例であり、3例において頸部リンパ節後発転移を認めた。全ての症例で頸部郭清術が行われ、2例については無病生存しているが、1例は経過観察中に他病死していた。一方、舌部分切除術に併せて予防的頸部郭清術が施行された7例は、すべてpN0であった。6例については無病生存しているが、1例では術後7か月経過時に頸部再発を認め、他院での追加治療を希望され転院となった。近年、当科は頭頸部外科・耳鼻咽喉科と共同でセンチネルリンパ節生検にも取り組んでおり、その2例の結果を含め報告する。