キシモト トシユキ
KISHIMOTO TOSHIYUKI
岸本 敏幸 所属 朝日大学 歯学部 口腔病態医療学講座 歯科麻酔学 朝日大学 大学院 歯学研究科 職種 講師 |
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発表年月日 | 2024/10/26 |
発表テーマ | Huntington病を有する患者に対し静脈内鎮静法を施行した1例 |
会議名 | 第52回日本歯科麻酔学会学術集会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | ポスター |
単独共同区分 | 共同 |
開催地名 | 新潟県新潟市 |
開催期間 | 2024/10/26~2024/10/27 |
発表者・共同発表者 | 林里映,杉原賀子,岸本敏幸,櫻井学 |
概要 | 患者は46歳の男性。CTで脳萎縮、MRIで尾状核萎縮を認め、Huntington病(HD)と診断された。独歩で歩行可能であるが舞踏運動、バランス障害による歩行時の転倒や椅子からの転落、運動持続障害による開口保持困難、HDの進行によるADLの低下がみられた。近医より歯科治療困難であることから紹介受診となった。ミダゾラム、プロポフォールを用いて静脈内鎮静法を行い、不随意運動の消失を認めた。HD患者では麻酔薬の感受性が亢進する可能性があり、BISモニタやカプノメータを使用することで至適鎮静レベルを維持し、重篤な気道閉塞や誤嚥性肺炎を生じることなく、不随意運動を抑制し得た。HD患者に対して通常の歯科治療を安全に行うには、静脈内鎮静法は有用であると考える。 |