スワベ タケシ   SUWABE TAKESHI
  諏訪部 武
   所属   朝日大学  歯学部 口腔機能修復学講座 口腔生理学
   朝日大学  大学院 歯学研究科
   職種   准教授
発表年月日 2021/03/29
発表テーマ 増粘剤と味物質によって引き起こされる行動および神経応答
会議名 第126回日本解剖学会総会・全国学術集会・第98回日本生理学会大会 合同大会
学会区分 全国学会
発表形式 口頭(一般)
単独共同区分 共同
国名 日本
開催期間 2021/03/28~2021/03/30
発表者・共同発表者 中村 文彦, 安尾 敏明, 諏訪部 武, 硲 哲崇
概要 ラットが粘性味覚刺激に対する嗜好をどのように表現するかを調査するために、行動および電気生理学的研究を実施した。 刺激として、キサンタンガム(X)、グアーガム(G)、ペクチン(P)などの3つの増粘剤(すべて0.3%)、および0.1M NaCl、0.1-0.3Mスクロース、3mMHClなどの4基本味の味覚物質 および1mMキニーネHClを使用した。 2瓶選択テストでは、DWではなくXとGを忌避した。 増粘剤を味覚刺激の1つと混合した場合、これらの混合物の嗜好率は、増粘剤と味覚刺激の各組み合わせの間で異なっていた。 電気生理学的研究では、増粘剤と味覚刺激の混合物に対する鼓索神経の反応は、使用された味覚刺激が好ましいかどうかにかかわらず、増粘剤に対する鼓索神経の反応と味覚刺激に対する鼓索神経の反応の総和よりもほとんど小さかった。 これらの結果は、ラットが味覚と体性感覚の両方の情報に基づいて粘性のある味覚刺激に対する嗜好を表現している可能性がある。