スワベ タケシ
SUWABE TAKESHI
諏訪部 武 所属 朝日大学 歯学部 口腔機能修復学講座 口腔生理学 朝日大学 大学院 歯学研究科 職種 准教授 |
|
発表年月日 | 2021/03/29 |
発表テーマ | 迷走神経切断によるビタミンC欠乏ラットの摂取行動への影響 |
会議名 | 第126回日本解剖学会総会・全国学術集会・第98回日本生理学会大会 合同大会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 共同 |
国名 | 日本 |
開催期間 | 2021/03/28~2021/03/30 |
発表者・共同発表者 | 安尾 敏明, 諏訪部 武, 中村 文彦, 硲 哲崇 |
概要 | 齧歯類が不足している微量栄養素の摂取をどのようにコントロールしているかはよく知られていない。腸は、直接、血流を介して、または間接的に迷走神経の活性化を介して、栄養のシグナルを脳に送る。私たちの以前の研究は、ビタミンC(VC)欠乏ラットが、VCとクエン酸に対する嗜好を高め、VC欠乏が酸に対する末梢味覚感受性の変化を引き起こすことを示している。
迷走神経が微量栄養素の欠乏の摂取に関与しているかどうかを判断するために、VCを合成する能力がない骨形成障害シオノギラットを使用して行動実験をおこなった。これらのラットは、迷走神経切断術グループ(VAGO)または偽手術グループ(SHAM)のいずれかに割り当てられた。ラットにおけるVCとクエン酸の嗜好は、48時間の2瓶選択試験によってVC欠乏の前後に測定された。 SHAMのVCとクエン酸の両方の嗜好スコアは、VCの除去後、以前と比較して大幅に増加したが、VAGOの優先スコアはわずかに増加した。 私たちのデータは、内臓神経情報がVC欠乏時の摂取行動に関与している可能性があり、味覚情報が重要である可能性があることを示唆する。 |