シモジョウ ヨシアキ
SHIMOJOU YOSHIAKI
下條 芳明 所属 朝日大学 法学部 法学科 朝日大学 大学院 法学研究科 職種 教授 |
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発表年月日 | 2024/06/22 |
発表テーマ | 「日本国憲法における象徴概念の検討―「象徴」の来た道、「象徴」の往く道―」 |
会議名 | 第130回憲法学会 |
主催者 | 憲法学会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | シンポジウム・ワークショップ パネル(指名) |
単独共同区分 | 単独 |
開催地名 | 国士舘大学(世田谷キャンパス) |
開催期間 | 2024/06/22 |
概要 | 日本国憲法の下で象徴天皇制が実施されて、今年で77年を迎える。このまさに前代未聞の試みに対して当初さまざまな戸惑いや疑問もあったが、今日では、わが国の政治的・思想的な風土の中で国民主権と共存する形で広く定着している。平成期に入ると、明仁天皇(現上皇)御夫妻により、被災地への「お見舞い訪問」や戦災地への「慰霊の旅」が頻繁に実施され、象徴天皇制は新しい展開を見せている。本報告は、(1)君主制の歴史的類型、(2)天皇象徴規定(第1条)の由来、受容および国際的普及、(3)W.カルテフライテルによる象徴的元首論の提唱と元首概念の変容、(4)象徴天皇の統合作用の特徴、(5)明仁天皇の憲法観・天皇観、(6)平成期における象徴天皇制の能動的展開といった事項の考察を通じて、象徴天皇制の憲法学的あるいは比較憲法学的な位置付けを検討し、今後を展望したい。 |