スワベ タケシ
SUWABE TAKESHI
諏訪部 武 所属 朝日大学 歯学部 口腔機能修復学講座 口腔生理学 朝日大学 大学院 歯学研究科 職種 准教授 |
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発表年月日 | 2021/10/11 |
発表テーマ | 骨形成異常ラットにおける小腸刷子細胞の免疫組織学的解析 |
会議名 | 第63回歯科基礎医学会学術大会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | ポスター |
単独共同区分 | 共同 |
開催地名 | オンライン開催 |
開催期間 | 2021/10/09~2021/10/17 |
発表者・共同発表者 | 安尾敏明、諏訪部武、中村文彦、硲 哲崇 |
概要 | 超高齢社会の日本において,フレイルの有病率は 7%となっており,大きな社会問題となってい る.このフレイルの危険因子の一つに偏食があり,偏食の結果生じた栄養失調(栄養不足)また は栄養過剰はフレイル状態を促進することが広く知られている.近年,味物質を検知する『味覚 センサー』が,口腔のみならず腸管にも存在し,摂取した食品の情報を脳へ伝えることで,エネ ルギー代謝を変化させるという『味覚センサーを起点とした口腔脳腸連関』の存在が示された. 私たちは偏食がこの『口腔脳腸連関』へ及ぼす影響を明らかにするため,本研究では,VC 欠乏が回腸刷子細胞の過形成を引き起こすのかどうかを明らか にするために,OD ラットを VC 欠乏群と非欠乏群の 2 群に分け,免疫組織化学染色法にて,両群 の回腸における刷子細胞のマーカー分子である DCAMKL1 陽性細胞数を解析した.その結果,両 群間おいて絨毛の長さあたりの DCAMKL1 陽性細胞数に有意差は認められなかった.以上の結 果から,OD ラットの回腸に刷子細胞が存在するが,VC 欠乏により回腸刷子細胞の過形成は起き ない可能性が示唆された. |