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ナチ ヒカル
NACHI HIKARU
名知 ひかる 所属 朝日大学 保健医療学部救急救命学科 総合医科学講座 職種 准教授 |
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| 発表年月日 | 2025/10/12 |
| 発表テーマ | 重症僧帽弁閉鎖不全を伴う家族性大動 脈弁上狭窄症患者の周術期管理経験 |
| 会議名 | 第53回日本歯科麻酔学会総会・学術集会 |
| 主催者 | 日本歯科麻酔学会 |
| 学会区分 | 全国学会 |
| 発表形式 | ポスター |
| 単独共同区分 | 共同 |
| 開催地名 | 鹿児島県鹿児島市 |
| 開催期間 | 2025/10/10~2025/10/12 |
| 発表者・共同発表者 | 名知 ひかる,上野 高広,川口 智則,若松 正樹,下畑 敬子 |
| 概要 | 家族性大動脈弁上狭窄症(SVAS)は弾性繊維の構成タンパクであるエラスチン(ELN)を作る遺伝子の異常に起因する.今回,僧帽弁逆流(MR)を伴う家族性SVAS例の周術期管理を経験したので報告する.ELN遺伝子の異常を持つ患者では,僧帽弁と大動脈病変の間に組織学的な関連が示唆されている.逆流性弁膜症では狭窄性疾患に比べ非心臓手術に忍容性が高いとされるが,中等度~高度の僧帽弁閉鎖不全症では心事故と有意な関連性も指摘されている.本症例は重度 MR を認めるが,運動耐用能・左室機能は良好で左房負荷も軽度であった.そのため,ガイドラインに従い心内膜炎予防と高血圧(後負荷増強)による逆流増大を早期に是正する目的で FloTrac®センサーを使用した.麻酔科・口腔外科・循環器内科と連携することによって安全な周術期管理ができた. |