ムラマツ ヤスノリ   MURAMATSU YASUNORI
  村松 泰徳
   所属   朝日大学  歯学部 口腔病態医療学講座 口腔外科学
   朝日大学  大学院 歯学研究科
   職種   教授
発表年月日 2021/11/13
発表テーマ 妊婦に帯状疱疹が2度再活性化した1例
会議名 第66回日本口腔外科学会総会・学術大会
主催者 日本口腔外科学会
学会区分 全国学会
発表形式 ポスター
単独共同区分 共同
国名 日本
開催地名 千葉県幕張メッセ国際会議場
開催期間 2021/11/12~2121/11/14
発表者・共同発表者 稲垣友里:、金子裕康:、石橋浩晃:、村松 泰徳、住友 伸一郎:
概要 妊婦の口蓋歯肉に限局した帯状疱疹の再活性化を2度経験したので、その概要を報告した。患者は28歳女性で妊娠22週に上顎左側口蓋部の痛みにて当科紹介来院となった。左側口蓋に紅暈を有する小水疱が認められ、自発痛のため、摂食障害を認めていた。帯状疱疹と診断し、バラシクロビル塩酸塩1000mg/5日間投与した。第8病日にはびらんの平坦化を認め、接触痛も消失したため観察終了とした。その後、再び妊娠30週に上顎左側口蓋歯肉の疼痛を再び自覚するようになり、当科を再受診した。血清学的検査ではVZV16倍で、帯状疱疹の再活性化と診断した。結果、妊婦の帯状疱疹からは胎児へのVZV感染は起こらないとされ、今回はCVSの発症を認めなかったが、妊婦がVZVを発症した際は、その種類と時期を考慮して十分な経過観察が必要と思われた。