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ゴトウ タカシ
GOTO TAKASHI
後藤 隆志 所属 朝日大学 歯学部 口腔病態医療学講座 歯科麻酔学 朝日大学 大学院 歯学研究科 職種 准教授 |
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| 発表年月日 | 2023/10/07 |
| 発表テーマ | 卵黄アレルギーのためプロポフォールによる静脈内鎮静法を避けてOpen Airway techniqueによる全身麻酔法を選択した1症例 |
| 会議名 | 第51回 日本歯科麻酔学会 |
| 主催者 | 日本歯科麻酔学会 |
| 学会区分 | 全国学会 |
| 発表形式 | ポスター |
| 単独共同区分 | 共同 |
| 国名 | 日本 |
| 開催地名 | 長崎市 |
| 開催期間 | 2023/10/06~2023/10/08 |
| 発表者・共同発表者 | 林真太郎, 後藤隆志, 櫻井 学 |
| 概要 | 今回、卵黄アレルギーを有し、プロポフォールに対する好塩基球活性化試験(BAT)が陽性となった患児の周術期管理を経験したので報告する。患児は8歳の女児。身長 120 cm、体重 20 kg。鶏卵に対するアナフィラキシーショックの既往があったため、プロポフォールによる静脈内鎮静法を避け、非挿管による日帰り全身麻酔を計画した。亜酸化窒素、セボフルランにて麻酔導入し、静脈確保後に気管チューブを経口的に咽頭部まで挿入し、吹奏法の原理でセボフルランによる麻酔維持を行った。術中は下顎挙上を行い自発呼吸下に管理した。手術時間17分、麻酔時間35分で特記事項なく終了した。本症例のように、患児が卵黄アレルギーを有する場合にBATを活用することは、アナフィラキシー発症リスクを回避するために有用な手段である可能性が示唆された。 |