スワベ タケシ
SUWABE TAKESHI
諏訪部 武 所属 朝日大学 歯学部 口腔機能修復学講座 口腔生理学 朝日大学 大学院 歯学研究科 職種 准教授 |
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発表年月日 | 2022/08/24 |
発表テーマ | 三叉神経節、膝神経節および錐体/節状神経節における味覚受容体関連の遺伝子発現について |
会議名 | 2022年度 日本味と匂学会 第56回大会 |
主催者 | 日本味と匂学会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | ポスター |
単独共同区分 | 共同 |
国名 | 日本 |
開催地名 | 宮城県仙台市 |
開催期間 | 2022/08/22~2022/08/24 |
発表者・共同発表者 | 諏訪部武、安尾敏明、硲哲崇、中村文彦、高橋慎平 |
概要 | 三叉神経節、膝神経節および錐体/節状神経節のニューロンは、口腔、咽頭、喉頭からの感覚入力を受け取り、脳幹の神経核へ感覚情報を伝達する。これらの神経節を特徴づけるため、味覚受容体に関連する遺伝子の発現量を測定し、発現パターンを比較した。Osteogenic disorder Shionogi(ODS)ラットから神経節を採集し、全RNAを抽出し、逆転写によってRNAテンプレートからcDNAを合成した。塩味(ナトリウム味)、甘味および酸味の味覚受容体に関連する遺伝子の発現レベルをリアルタイムPCRによって測定した。味覚受容体に関連する遺伝子は、味覚情報を伝達する顔面神経、舌咽神経、迷走神経の感覚神経節(それぞれ膝神経節、錐体神経節、節状神経節)だけでなく、口腔体性感覚の情報を伝達する三叉神経の神経節(三叉神経節)でも発現していた。味覚受容体に関連する遺伝子の発現レベルはこれらの神経節間で異なっていた。味覚受容体に関連する遺伝子の発現パターンにはこれらの神経節間で類似性と差異があることから、味覚受容体に関連する遺伝子の発現パターンはこれらの神経節の特徴の一つであることを示唆する。 |