オオノ ミチヤ
OHNO MICHIYA
大野 道也 所属 朝日大学 歯学部 総合医科学講座 内科学(朝日大学病院) 職種 教授 |
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発表年月日 | 2010/06 |
発表テーマ | 当院の5年以上腹膜透析継続症例の検討 |
会議名 | 第55回日本透析医学会総会 |
単独共同区分 | 共同 |
開催地名 | 神戸 |
発表者・共同発表者 | 大野道也、長屋麻由、岡田美帆、横山温子、小田 寛、大橋宏重 |
概要 | 【背景・目的】2005年に本学会において当院の腹膜透析症例の5年継続率は51%で、10年で21%と報告した。今回、5年以上腹膜透析例を継続した症例の特徴を検討した。【結果】対象症例は検討時点で10例が移植、血液透析移行例が26例であった。また、死亡例は35例であった。対象症例の40例が5年以上継続し、さらに現在も腹膜透析を継続している症例は20例であった(5~7年:8例、7~10年:7例、10年以上5例)5年以上継続している症例は、腹膜透析導入年齢が平均導入年齢より若く、原疾患では非糖尿病例が多かった。特に、10年以上継続例は平均44歳(22~59歳)で導入であった。その他、腹膜透析関連腹膜炎の初発が遅く、回数も少なかった。現在も10年以上継続している症例は腹膜炎も2例が0回、3例が2回で、PETでは4例がhigh averageで、溢水による入院歴はなかった。5年以内に腹膜透析から血液透析に移行した症例は、水分管理不良症例、腹膜炎後に除水不全に至った症例、頻回の腹膜炎による症例であった。 |