オオノ ミチヤ
OHNO MICHIYA
大野 道也 所属 朝日大学 歯学部 総合医科学講座 内科学(朝日大学病院) 職種 教授 |
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発表年月日 | 2007 |
発表テーマ | 南飛騨地区のCKDの現状と連携システム |
会議名 | 第46回岐阜腎臓病セミナー |
単独共同区分 | 共同 |
発表者・共同発表者 | 大野道也、大井康徳、森本千恵、大平敏樹 |
概要 | 【背景と目的】下呂市は温泉街として知られ、山林が全体の約9割を占め、飛騨木曽川国定公園や県立自然公園なども位置する自然豊かな南飛騨の地域である。2006年末で、当地区での透析者は67名で糖尿病性腎症の割合は28.4%で、透析導入平均年齢は69.9歳、導入に占める糖尿病性腎症の割合は22.2%であった。今回、下呂市の住民健診結果より当地区のCKDの状況を調査した。【結果】健診者の特徴は、非就労者が多く、年齢は18歳から99歳に及んだ。その受診者の内、25.7%(2113名)がeGFR60ml/min未満であった。CKD5は3名、CKD4は24名、CKD3は2,086名であった。CKDステージ3-5の受診者の57%は、高血圧治療中あるいは高血圧を、45%は脂質代謝異常を、29%は、痛風・高尿酸血症を認めた。また、高血圧、脂質代謝異常、高尿酸血症の3疾患の合併も多く認めた。糖代謝異常は8.8%、尿タンパク2+以上は1.1%のCKDステージ3-5受診者に認めた。 |