カトウ タケル
KATO TAKERU
加藤 尊 所属 朝日大学 保健医療学部健康スポーツ科学科 スポーツ科学 職種 教授 |
|
発表年月日 | 2019/06/14 |
発表テーマ | 骨量維持のための運動・スポーツの考え方と方法(シンポジスト) |
会議名 | 第19回日本抗加齢学会 |
単独共同区分 | 共同 |
発表者・共同発表者 | 加藤 尊 |
概要 | 最大骨量(peak bone mass)に達する青年期から若年成人にかけての運動やスポーツによる骨に対する負荷(メカニカルストレス)は、その後の骨の健康を考えるうえで大変に重要である。ジャンプ動作を含むweight bearing exerciseが骨強度増強に効果的であるのに対して、浮力が働く水中で運動を行う水泳選手の腰椎は、陸上長距離選手の骨塩量、骨密度より低い。サドルに跨りペダリングを行う自転車選手の腰椎で、陸上長距離選手と比べ実に7倍もosteopeniaが多く見られ、年齢や体格を考慮した一般人のコントロールグループと比べても低いとの報告もある。この時期のスポーツ活動によるメカニカルストレスは骨密度への影響だけではない。メカニカルストレスに対して骨形態を適応させることで、構造力学的にも骨強度を高めている。運動・スポーツの骨に対する重要性は、骨質への貢献が大きいことからも今後も益々高まるであろう。 |