サクライ サトル
SAKURAI SATORU
櫻井 学 所属 朝日大学 歯学部 口腔病態医療学講座 歯科麻酔学 朝日大学 大学院 歯学研究科 職種 教授 |
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発表年月日 | 2018/09/06 |
発表テーマ | 麻酔薬が癌組織における免疫抑制環境の形成におよぼす影響 |
会議名 | 第60回歯科基礎医学会総会学術大会 |
単独共同区分 | 共同 |
発表者・共同発表者 | 櫻井 学 |
概要 | マウス脾細胞をloT1/2と接触条件下で共培養すると、刺激脾細胞のIFN-γ産生能は低下した。このlOT1/2-脾細胞共培養系にさらにSq-1979の馴化培地(CM)を加えると、l0T1/2の刺激脾細 胞に対する抑制作用が増強された。 本共培養系に麻酔薬を添加すると、用いた三種類の麻酔薬はいずれも刺激脾細胞からのIFN-γを顕著に 阻害した。一方、10T1/2による脾細胞IFN一γ産生能の抑制作用は、ミダゾラム添加群でのみ軽減され、lOT1/2 単独あるいはSq-1979馴化培地存在下いずれの場合も、ミダゾラムの濃度依存的にIFN-γ産生能の回復が認 められた。以上の結果から、ミダゾラムは脾細胞とlOTl/2細胞両方に作用し、その機能を撹乱し、癌組織内 でのThl型免疫反応を改変する可能性が示唆された。 |