エハラ ミチコ
EHARA MICHIKO
江原 道子 所属 朝日大学 歯学部 口腔病態医療学講座 口腔病理学 朝日大学 大学院 歯学研究科 職種 講師 |
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発表年月日 | 2020/09/11 |
発表テーマ | 口腔粘膜病変における S100a8, S100a9 の発現解析 |
会議名 | 第62回歯科基礎医学会学術大会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | ポスター |
単独共同区分 | 共同 |
発表者・共同発表者 | 中尾 寿奈,江原 道子,落合 隆永,松岡 太相,永山 元彦 |
概要 | S100a8(calgranulin A),S100a9(calgranulin B)は S100 protein family に属するカルシウ ム結合性タンパクで,これらは一般的に炎症細胞での発現および炎症性疾患での増加が知られているが,上皮細胞での発現や腫瘍関連分子として様々な臓器におけるがんとの関連も報告されている. 口腔粘膜上皮の腫瘍性病変には扁平上皮癌,その前駆病変として上皮性異形成が挙げられるが,対応した分子生物学的診断基準には未だ乏しく客観的指標の確立が望まれる.そこで新たな口腔粘膜上皮腫瘍性病変診断基準の指標として S100a8, S100a9 がなり得る可能性を,免疫組織化学的に検索した.結果より,S100a8,S100a9 の発現は上皮細胞の腫瘍性変化のみならず分化度と関連していると考えられ,上皮腫瘍性病変のバイオマーカーとしての可能性が示唆された. |