キシモト トシユキ   KISHIMOTO TOSHIYUKI
  岸本 敏幸
   所属   朝日大学  歯学部 口腔病態医療学講座 歯科麻酔学
   朝日大学  大学院 歯学研究科
   職種   講師
発表年月日 2020/10/10
発表テーマ 血管迷走神経反射の既往を持つアスリートに対し静脈内鎮静法を施行した一例
会議名 第48回日本歯科麻酔学会
学会区分 全国学会
発表形式 ポスター
単独共同区分 共同
開催地名 オンライン開催
発表者・共同発表者 岸本敏幸,山田宗季,林真太郎,渡邉友美,櫻井学
概要 症例は19歳の女性.血管迷走神経反射の既往を有するため,静脈内鎮静法下にう蝕処置が予定された.ミダゾラム3mg,プロポフォール80mgを使用し,処置終了時の投与薬物および輸液を含めた総投与量は53mLであった.薬剤師とGlobal DROを用いて当該競技における薬物ステータスを検索し,禁止薬物に該当しないことを確認した.また,当施設のように入院施設のない施設では,禁止薬物の投与か否かにかかわらず,12時間あたりの投与薬物および輸液を含めた総投与量100mL以上の静脈注射を行う場合にTUE申請が必要となるが,薬物投与法を工夫することでTUE申請を行わずに処置を行い得た.競技者側だけでなく医療者側がアンチドーピングの概念を理解する必要がある.