サコ ノリタカ   SAKO NORITAKA
  硲 哲崇
   所属   朝日大学  歯学部 口腔機能修復学講座 口腔生理学
   朝日大学  大学院 歯学研究科
   職種   教授
発表年月日 2006/07/19
発表テーマ 味覚嫌悪学習の獲得と保持に対する最初期遺伝子c-fos発現阻害の効果
会議名 第29回日本神経科学学会大会
主催者 日本神経科学学会
学会区分 全国学会
発表形式 ポスター
単独共同区分 共同
開催地名 京都市
発表者・共同発表者 山本隆, 八十島安伸, 硲哲崇, 仙波恵美子
概要 味覚嫌悪条件づけ学習の過程で脳内にc-fos遺伝子が発現することが知られている。本発表では、c-fosがこの学習に果たす役割を調べるために、c-fosアンチセンスで急性的にc-fosの働きを阻害した動物と、生得的にc-fosがノックアウトされている動物の両方に対する味覚嫌悪条件づけ学習能を行動学的手法により比較検討したものである。その結果、アンチセンスによる急性阻害では、学習は阻害されたが、ノックアウトマウスでは正常動物と同様に、学習は成立した。このことは、c-fosは味覚嫌悪条件づけ学習成立に必要なものの、慢性的に障害を受けている場合には、他の脳内機転が働くことを示唆している。