ヤスダ ジュンイチ
YASUDA JUNICHI
安田 順一 所属 朝日大学 歯学部 口腔病態医療学講座 障害者歯科学 朝日大学 大学院 歯学研究科 職種 准教授 |
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発表年月日 | 2019/11/24 |
発表テーマ | 特別支援学級に通学する女児に対する口腔衛生の意識向上への取り組み |
会議名 | 日本障害者歯科学会雑誌 (第36回日本障害者歯科学会総会および学術大会) |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | ポスター |
単独共同区分 | 共同 |
発表者・共同発表者 | 木俣 敬子, 櫻井 剛史, 田中 誠一, 岡本 正志, 加藤 宏明, 三谷 好江, 宇於崎 隆, 牧野 真也, 渋谷 光広, 夫 才成, 村松 保子, 貴船 真澄, 中村 恵理子, 安田 順一, 玄 景華 |
概要 | 某特別支援学級に通う発達障害の12歳女児.一般歯科診療所に通院していたがう歯が多いため,中東遠総合医療センター歯科口腔外科(障がい者歯科外来)に治療依頼があった.入院全身麻酔下にて乳歯5本と第一大臼歯3本を抜歯した.その後,当センター外来にてう蝕処置と今後地域歯科医院へ管理依頼を念頭に問診や保護者への聞き取り,本人・保護者へ口腔衛生指導を行った.なお,報告にあたり保護者へ文書にて説明し承諾を得た.
保護者に聞き取りする際,両親とも口元に歯が少なく口腔衛生への関心の少なさが伺えた.女児からは発語がなく軽く頷く程度の意思表示であるため,理解能力の検討が必要であった.歯磨きの習慣化を目標に歯磨きカレンダーやフレーバー付きフッ化物配合歯磨剤を使用するなどの動機づけを行い,スモールステップでトレーニングを行った. 女児の行動観察と対応を検討中であるが,口腔衛生の意識向上への顕著な結果は得られていない.母親の入退院と小学6年生から中学校への環境変化などによる精神的不安定さの影響も推察された.しかし,予約日は欠かさず来院しており,歯科受診への抵抗が少ないのはプラスであった. |