ウノ ミツノリ   UNO MITSUNORI
  宇野 光乗
   所属   朝日大学  歯学部 口腔機能修復学講座 歯科補綴学(固定性義歯学)
   朝日大学  大学院 歯学研究科
   職種   教授
発表年月日 2009/11/29
発表テーマ 銀ナノ粒子を含む歯科用陶材が疲労破壊に及ぼす影響
会議名 平成21年度日本補綴歯科学会東海支部総会ならびに学術大会
発表形式 口頭(一般)
単独共同区分 共同
発表者・共同発表者 藤枝督史,宇野光乗,野々垣龍吾,倉知正和,若松宣一,土井 豊
概要 陶材は口腔内のような唾液が存在する環境下では,破壊応力以下の低い応力レベルで亀裂がゆっくりと進展するSubcritical crack growth(SCG)を起こし,疲労破壊を起こすことが知られている.そこで本研究では,銀ナノ粒子の添加が陶材のSCG挙動に与える影響をPost-Indentation法を用いて検討した.Post-Indentation法から求めた疲労パラメータはCont(n=55.1(SD:10.5))と比較して,Ag200ではn=93.5(SD:1.4),Ag500ではn=140.6(SD:26.5)と銀の添加量が増加するにつれて有意(p<0.01)に増加し,疲労寿命が長くなることが分かった.陶材への銀ナノ粒子の添加は,SCG挙動を特性づける疲労パラメータを大きく増加させ,口腔内での疲労破壊を抑制する効果があることが示唆された.