ウノ ミツノリ   UNO MITSUNORI
  宇野 光乗
   所属   朝日大学  歯学部 口腔機能修復学講座 歯科補綴学(固定性義歯学)
   朝日大学  大学院 歯学研究科
   職種   教授
発表年月日 2018/10/27
発表テーマ サーマルサイクル後のS-PRGフィラー配合前装用レジンの微生物付着性
会議名 日本補綴歯科学会 東海支部総会ならびに学術大会
単独共同区分 共同
発表者・共同発表者 河合良亮,森 昭徳,澤田季子,牛丸忠大,脇 知邦,本多 歩,澤野未來,堀 侑希,野々垣龍吾,宇野光乗, 岡 俊男,倉知正和,石神 元
概要 本研究では,前装冠用レジンにS-PRGフィラーを添加し,長期の使用を考慮して,サーマルサイクル後の微生物付着性について検討した.試料は硬質レジン(ソリデックス、松風)を使用した.S-PRGフィラーの含有量を元にHR0,HR3,HR9,HR19,HR28とした.供試細菌はStreptococcus mutans(S.mutans)とCandida albicans(C.albicans)を用いた.流動化の各調整菌液中に,5℃⇔60℃間で2000回サーマルサイクリングした試料を37℃2時間浸漬した.浸漬後,供試菌に取り込まれたラジオアイソトープを測定した.微生物付着性試験において,S-PRGフィラーを含有している試料のプラークの形成は少ない傾向にあった.サーマルサイクリング後においてもcontと比較して,3,9,18,28wt%でS.mutans,C.albicansともに有意差が認められた.以上のことから,従来の前装冠用レジンと比較して微生物が付着しにくい特性を持ち,臨床での応用が期待される材料であると示唆された.