サワダ トシコ   SAWADA TOSHIKO
  澤田 季子
   所属   朝日大学  歯学部 口腔機能修復学講座 歯科補綴学(固定性義歯学)
   朝日大学  大学院 歯学研究科
   職種   講師
発表年月日 2010/07/11
発表テーマ マウスガード装着が心拍変動と唾液α-アミラーゼに及ぼす影響
会議名 第21回日本スポーツ歯科医学会総会・学術大会
単独共同区分 共同
発表者・共同発表者 澤田季子,眞岡知史,渡邊一弘,苦瓜明彦,都尾元宣
概要 装着したマウスガード(以下MG)の大きさによる不快感の相違を、客観的かつ多面的に評価するために、心拍変動とともに唾液α-アミラーゼ活性を測定した。被験者は、本学男子学生15名に依頼した。MCは口蓋を覆うタイプのMG(L)を作製した。計測は、Lの後に、日蓋を歯頸部から4mmの位置(M)に加工し、計測した。その後、口蓋を歯頸部の位置(S)に加工し、計測を行った。心拍変動において、HF(副交感神経)は、MGの装着前後で変化はなく、大きさによる差は認められなかつた。また、LF/(HF+LF)×100(交感神経)では、すべてのMGの装着により増加した。大きさでは、LとM、LとSの間で有意差を認めたが、MとSの間では有意差は認められなかった。アミラーゼ活性はすべてのMCで装着前に比べて、装着3分後で有意に上昇した。装着3分後から外した直後へは、Lでは有意に上昇したが、MとSでは有意差は認められなかった。これらのことから、MG装着がストレッサーとなつている可能性が示唆され、大きさにおいて、Lで大きく、MとSでは差がないことが示唆された。