カサイ タダカツ   KASAI TADAKATSU
  笠井 唯克
   所属   朝日大学  歯学部 口腔病態医療学講座 口腔外科学
   朝日大学  大学院 歯学研究科
   職種   准教授
発表年月日 2003/12/16
発表テーマ 炭酸含有アパタイト多孔体と骨髄幹細胞による骨形成
会議名 第25回日本バイオマテリアル学会大会
単独共同区分 共同
発表者・共同発表者 兼松義典、笠井唯克、佐藤公彦、兼松宣武、土井 豊、池田 泰
概要 骨アパタイトと同様に数wt%の炭酸イオンを含有する炭酸含有アパタイトで多孔体ブロックを作成し、そのブロックを足場としたラット骨髄細胞の培養を14日間おこない、ラット背部皮下に埋入し骨の形成を試みた。<実験方法> Fischer系7週齢雄性ラット1匹の大腿骨骨髄より骨髄細胞を採取し、骨髄細胞懸濁液中に炭酸含有アパタイト多孔体ブロックを浸漬し、ブロックと骨髄細胞の複合体を作成。アスコルビン酸、β-グリセロリン酸Na、デキサメタゾン添加MEM培養液にて14日間培養後、同系7週齢雄性ラット背部皮下に埋入した。4週間後、8週間後に埋入ブロックを摘出し、ホルマリン固定後、脱灰標本とした。(実験A群)また、ブロック・骨髄細胞複合体を作成後、培養を行わず同系ラット皮下に埋入したものを実験B群とした。<結果> 実験B群の埋入4週間後では骨の形成は認められなかったが、14日間の培養を行った実験A群では埋入4週間後にブロックの気孔内に広範な骨の形成を認めた。