カサイ タダカツ   KASAI TADAKATSU
  笠井 唯克
   所属   朝日大学  歯学部 口腔病態医療学講座 口腔外科学
   朝日大学  大学院 歯学研究科
   職種   准教授
発表年月日 2004/06/12
発表テーマ 正中埋伏過剰歯を梨状口から抜歯した1例
会議名 第29回日本口腔外科学会中部地方会
学会区分 地方学会
単独共同区分 共同
開催地名 瑞穂市
発表者・共同発表者 江原雄一、毛利謙三、桑島広太郎、兼松義典、高木智史、田中四郎、笠井唯克、広瀬尚志、兼松宣武
概要 今回われわれは、鼻中隔の骨内に埋伏した正中埋伏過剰歯を梨状口から抜歯し、その概要を報告した。患者:15歳、女性。主訴:上顎前突。既往歴、家族歴:特記事項なし。現病歴:近医歯科医院より当院矯正科へ上記主訴にて紹介来院。パノラマX-Pにて鼻腔底に位置する上顎正中埋伏過剰歯を認めたため当科へ紹介となる。手術:全身麻酔下にて施行。両側上顎犬歯歯肉頬移行部間の歯肉に切開を行い、梨状口下縁を露出し、前鼻棘の頭側(鼻腔側)に骨膨隆を認め、この骨膨隆の骨を削除すると埋伏歯が確認された。ヘーベルにて埋伏歯は容易に抜歯できた。経過:経過は良好で、術後1ヶ月において、両側上顎中切歯の打診、歯冠変色はなく、鼻症状、鼻変形は認められない。