サトウ カズヒコ   SATOH KAZUHIKO
  佐藤 和彦
   所属   朝日大学  歯学部 口腔構造機能発育学講座 口腔解剖学(解剖学)
   朝日大学  大学院 歯学研究科
   職種   准教授
発表年月日 2011/09
発表テーマ エゾヤチネズミとムクゲネズミの頭骨形態の比較~近縁種の同所的分布を可能にする形態的要因
会議名 日本哺乳類学会2011年度大会
単独共同区分 共同
発表者・共同発表者 佐藤和彦,森部絢嗣,渡邊竜太,小萱康徳,江尻貞一,中田圭亮
概要 北海道で同所的に分布する近縁種、エゾヤチネズミとムクゲネズミの咬合力・食物探索能力の違いを推定するため、咀嚼筋および聴覚・嗅覚器官と関連する部位についての計測値を比較した。その結果、前者では側頭筋が入り込む眼窩の幅が、後者では嗅球の発達の指標とされる眼窩間幅が有意に大きかった。嗅球と側頭筋の発達は空間的に両立せず、このことが食物資源の分割による両種の共存を可能にしていることが示唆された。