カワノ サトシ   KAWANO SATOSHI
  河野 哲
   所属   朝日大学  歯学部 口腔機能修復学講座 歯科保存学(歯内療法学)
   朝日大学  大学院 歯学研究科
   職種   教授
発表年月日 2006/11/09
発表テーマ アパタイト-コラーゲン複合体の根管治療への応用
会議名 第125回 日本歯科保存学会
単独共同区分 共同
発表者・共同発表者 竹中祥紘,河野 哲,秋田康充,吉田隆一,土井 豊,関根一郎
概要 感染根管治療時に根尖部を破壊したり、根尖病巣の存在により根尖部の破壊が起こることも少なくない。このため破壊的侵襲の大きな根尖部の予後は根尖部の閉鎖性に依存する。コラーゲンゲルを再線維化後、架橋し、βーグリセロリン酸カルシウム溶液に浸漬すると、アパタイト-コラーゲン複合体が作製できる。この複合体は、硬組織を誘導する可能性がある。そこで、根尖部封鎖材に適した性状を持つアパタイト-コラーゲン複合体が得られる条件を検討し、得られた複合体の操作性および物理的性質を調べた結果、撹拌下にて試料作製することで、再線維化・架橋の過程においてコラーゲンの形状は細線維状になり、その上にアパタイトが沈着することがわかった。またその複合体は綿状であり、生理食塩水で混和すると良好な操作性を有し、根管等の細部への充填が可能であった。