ヤスムラ シンイチ   YASUMURA SHINICHI
  安村 真一
   所属   朝日大学  歯学部 口腔病態医療学講座 口腔外科学
   朝日大学  大学院 歯学研究科
   職種   講師
発表年月日 2012/05/13
発表テーマ セルフアドヒーシブレジンセメントと乳歯エナメル質との接着性
会議名 第50回日本小児歯科学会大会
単独共同区分 共同
発表者・共同発表者 若松紀子,篠田敦美,岡野哲,安村真一,元島梓,田村康夫
概要 小児歯科の臨床において,低年齢児の歯の外傷固定に頻用されている化学重合型の接着性レジンセメントは,溶着面処理が必要であり,硬化するまでの一定時間(5分以上)セメントを静置する必要があるなど,低年齢児への使用に最適な材料であるとは言い難く,短時間で固定が行える材料の開発が,歯科医師のみならず忠児にとっても望まれる。本研究では,被着面処理を必要としないセルフアドヒーシブレジンセメントの乳歯の固定材料としての可能性を検討した。セルフアドヒーシブセメントはSBに比べ曲げ強さで有意に大きい値を示した。乳歯エナメル質に対する接着強さにおいて,GLはSBと有意差は見られなかった。歯面処理を必要とせず,光重合でチェアータイムの短縮という利点を持つ乳歯固定材料としての使用の可能性が示された。