ハセガワ ユカ
HASEGAWA YUKA
長谷川 ユカ 所属 朝日大学 歯学部 口腔病態医療学講座 インプラント学 朝日大学 大学院 歯学研究科 職種 講師 |
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発表年月日 | 2019/11/24 |
発表テーマ | インプラント周囲溝浸出液の口腔細菌叢のパターン分類とその詳細 |
会議名 | 公益社団法人日本口腔インプラント学会第40回中部支部学術大会 |
学会区分 | 地方学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 共同 |
発表者・共同発表者 | 長谷川ユカ、高橋潤、近藤雄三、田辺俊一郎、永原國央、中本哲自 |
概要 | 近年,口腔インプラント治療はその治療の予知性の向上により,欠損補綴治療として一般的歯科医療に取り入れられている.しかし長期経過において4~9%のインプラント体が脱落するとの報告があり,大きな原因はインプラント周囲炎であるとされている.本研究では,インプラント周囲溝滲出液を検体とし,DNAチップを用い定量的に検出し,インプラント周囲炎の原因としての細菌学的因子の関連性を明らかにすることを目的として分析を行った.
インプラント周囲炎の臨床所見としてPD,BOPが重要な項目であるとされているが,その検査項目で中等度のインプラント周囲炎の所見において大きく関与していると考えられる細菌叢としてP.nigrescens,P.gingivalisが挙げられる.P.nigrescensに関しては,Shibliらにより,インプラント周囲炎の際に検出されてくる細菌叢として報告されている内容と一致する.また,P.gingivalisに関しては,工藤らによりインプラント周囲組織の破壊に大きく関与していると報告されていることから,それを裏付けるものとなった. |