カワキ ハルミ   KAWAKI HARUMI
  川木 晴美
   所属   朝日大学  歯学部 口腔構造機能発育学講座 口腔生化学
   朝日大学  大学院 歯学研究科
   職種   教授
発表年月日 2017/06/18
発表テーマ ヒアルロン酸の歯科応用の可能性
会議名 第37回日本歯科薬物療法学会・学術大会
単独共同区分 共同
開催地名 名古屋
発表者・共同発表者 梅村直己,高山英次,川木晴美,神谷真子,近藤信夫
概要 近年、歯髄組織内にCD44が発現している細胞を多く含むことが明らかになった。一方、歯髄幹細胞もCD44を高発現している。そこで我々はCD44のリガンドであるヒアルロン酸にて歯髄幹細胞を処置したらどのような現象が生じるか検討した結果、歯髄幹細胞はヒアルロン酸により石灰化が誘導され、同時にDMP-1とDSPPがmRNAレベルだけではなくタンパク質レベルでの発現が増加することをリアルタイムPCRとウエスタンブロッティング法にて明らかにした。さらに、そのシグナル伝達を詳細に検討し、歯髄幹細胞はヒアルロン酸によりAktの活性化を誘導していることが観察され、歯髄幹細胞はヒアルロン酸によりAkt、smad、MAPKのシグナルが活性化されたが、それらのシグナル伝達が直接象牙芽細胞様分化に関与していないことを明らかにした。