ハセガワ トモヤ   HASEGAWA TOMOYA
  長谷川 智哉
   所属   朝日大学  歯学部 口腔機能修復学講座 歯科保存学(歯内療法学)
   朝日大学  大学院 歯学研究科
   職種   講師
発表年月日 2022/11/11
発表テーマ 多数歯における歯頸部外部吸収を生じた1症例
会議名 第157回日本歯科保存学会2022年度秋季学術大会
学会区分 全国学会
発表形式 ポスター
単独共同区分 共同
開催期間 2022/11/10~2022/11/11
発表者・共同発表者 宮本侑果、木方一貴、村瀬由起、長谷川智哉、田中雅士、堺 ちなみ、赤堀裕樹、横川大輔、二階堂 徹、河野 哲、永山 元彦
概要 歯頸部 CEJ から始まる外部吸収として Invasive Cervical Resorption(侵襲性歯頸部吸収)が知られており,矯正 治療や外傷の既往,ウォーキングブリーチ,外科処置やブラキシズムなどの関連が疑われている.一方,永久歯 の萌出,腫瘍,辺縁および根尖歯周組織における炎症,骨パジェット病など一般的な歯根吸収の原因が該当しな い CEJ での歯質の吸収は Idiopathic Cervical Root Resorption(特発性歯頸部吸収)と呼ばれており,稀に複数 歯に生じる場合を Multiple Idiopathic Cervical Root Resorption(多発性特発性歯根吸収症,以下 MICRR)と呼ぶ. MICRR は 1930 年に初めて報告されたが現在でも稀な疾患で,全身疾患や薬剤による影響,ホルモンとの関連 などが疑われているものの,現在も原因は不明である.今回,我々は MICRR を疑う患者を経験したため,歯質吸収部の病態像を含めて報告する.