クサカベ シュウスケ
KUSAKABE SHUSUKE
日下部 修介 所属 朝日大学 歯学部 口腔機能修復学講座 歯科保存学(歯冠修復学) 朝日大学 大学院 歯学研究科 職種 准教授 |
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発表年月日 | 2023/06/23 |
発表テーマ | テオブロミンおよびS-PRGフィラー含有歯面コーティング材の細菌付着抑制効果 |
会議名 | 日本歯科保存学会 2023年度春季学術大会(第158回) |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | ポスター |
単独共同区分 | 共同 |
開催期間 | 2023/06/22~2023/06/23 |
発表者・共同発表者 | 清水翔二郎,日下部修介,鶴田はねみ,髙垣智博,池田正臣,二階堂 徹 |
概要 | S-PRG 含有歯面コーティング材にテオブロミンを添加し,24 時間後における細菌付着性,テオブ
ロミン溶出量とイオン徐放性への影響について検討した. 試作コーティング材は,添加材料としてシリカ(SC),シリカ+5.0 wt%テオブロミン(SC/TB),S-PRG (PR),またはS-PRG+5.0 wt%テオブロミン(PR/TB)を用いた.細菌付着性試験では,テオブロミン添加の有無による細菌付着量に有意な差は認められなかったが,S-PRG 配合試料においては,シリカ配合と比べて細菌付着量の有意な減少が認められた.イオン徐放量では,SC およびSC/TB のB,Sr,F については検出限界以下であり,PR およびPR/TB ではS-PRG 由来のイオンが確認された.また,SCおよびPRではSCのNa の有意な増加が認められた. SC/TB およびPR/TB ではB, Si, Sr, F の有意な増加が認められた.テオブロミンの溶出量はSC/TB およびPR/TB において,フィラーの種類による有意な差は認められなかった.試作コーテ ィング材からのS-PRG 由来の各種イオン徐放とテオブロミン溶出が24 時間後においても確認された.またテオブロミンの添加は,コーティング材からのイオン徐放量に変化が認められず,コーティング材に対する細菌付着性に影響を与えなかった. |