タキタニ ヨシアキ   TAKITANI YOSHIAKI
  瀧谷 佳晃
   所属   朝日大学  歯学部 口腔機能修復学講座 歯科保存学(歯内療法学)
   朝日大学  大学院 歯学研究科
   職種   准教授
発表年月日 2012/03
発表テーマ マイクロフォーカスCTを用いた歯内歯の新たな知見
会議名 日本歯内療法学会中部支部会2012スプリングセミ ナー
単独共同区分 共同
発表者・共同発表者 山田麻衣子,瀧谷佳晃,堀雅晴,関根源太,森春菜,服部真丈,河野哲,吉田隆一
概要 マイクロフォカスCT(μ CT)は、ラットやマウスなど小動物の微小な歯や骨などの硬組織の骨梁計測や骨密度を立体的に観察するだけではなく、硬組織成分の解析をも非破壊的に可能とするため、骨や歯を扱う整形外科や歯科分野での有用性が期待されている。今回、13歳男児のDown症候群を伴って生じた根尖病巣を伴う歯内歯症例を観察し、抜
歯後のμ CTでの石灰化度を解析したところ、興味ある特徴的な所見が得られたので、他の抜去歯内歯とともに病理組織学的所見を交えて考察をおこなった。結果、歯内歯陥入部エナメル質は歯の形成過程に伴った陥入の程度と石灰化不全に密接な関係があることが示唆されたと同時に、typeⅢ の歯根に穿孔部を有する症例では陥入部がう蝕病巣
を形成することなく根尖性歯周炎を惹起させることが明らかとなった。