カトウ タケル   KATO TAKERU
  加藤 尊
   所属   朝日大学  保健医療学部健康スポーツ科学科 スポーツ科学
   職種   教授
発表年月日 2014/09
発表テーマ 若年女性と中高年女性の大腿中位部筋横断面積と骨塩量、骨密度
会議名 日本体力医学会
開催地名 長崎
発表者・共同発表者 加藤 尊,山下 剛範,松本 実,寺島 徹,梅村 義久
概要 若年女性は体重を制御変数とした偏相関分析を行った結果、大腿中位部筋横断面積と腰椎、大腿骨近位端部全体、頚部の骨塩量、骨密度共に有意な相関関係が認められなかった。一方で中高年女性では、年齢と体重を制御変数とした編相関分析を行ったところ、大腿骨近位端部全体の骨塩量、骨密度共に有意な正の相関関係が認められた。骨へのインパクトが少ない水泳や自転車競技選手は、大腿部の筋量に比し関連する部位の骨強度が高くないとの報告がされている。若年時の骨強度増強にはレジスタンストレーニングなどよりも、骨を撓ませるために有効な大きな床反力を伴うジャンプ動作のような運動がより効果的であろう。中高年女性にとってハイインパクト運動は有効である。しかし、若年時より強度の落ちている中高年の骨には、レジスタンストレーニングタイプの運動でも骨増強の可能性が示唆された。