オオノ ミチヤ   OHNO MICHIYA
  大野 道也
   所属   朝日大学  歯学部 総合医科学講座 内科学(朝日大学病院)
   職種   教授
発表年月日 2023/10/07
発表テーマ 2型糖尿病診断9か月後にネフローゼ症候群に至った糖尿病性腎症の一例
会議名 第53回日本腎臓学会西部学術大会
学会区分 全国学会
発表形式 口頭(一般)
単独共同区分 共同
国名 日本
開催地名 岡山
開催期間 2023/10/07~2023/10/08
発表者・共同発表者 古宮 大基、安田宜成、大城夢乃、松本惇、浅野由子、大野道也、大橋宏重、杉江茂幸、宮崎龍彦、山本順一郎
概要 【症例】60歳代男性。X-1年に視床出血で入院加療時に高血圧、2型糖尿病と慢性
心不全を診断され、退院後は近医で加療中だった。腎機能障害と浮腫を主訴にX年3/
9に当院を紹介受診、sCr1.57mg/dL、TP5.5g/dL、Alb1.9g/dL、Tchol353mg/dL、UP4+
、19.7g/gCr、UOB1+、沈査RBC5-9/HPFであった。9か月前の脳梗塞診断時はsCr0.85mg
/dL、Alb4.4g/dL。HbA1c5.7%で近医の血糖管理は良好であり、DM網膜症は認めなか
った。翌3/10に入院加療、同日腎生検を行った。172.5cm、82.3kg(退院時69.0kg)
、156/82mmHg、全身浮腫と胸腹水を認めた。抗核抗体陰性、低補体認めず、SI0.44。
3/14よりmPSLミニパルス、後療法は水溶性PSL60mg/日、3/27より経口PSL50mg/日
。3/30よりCsA75mg/日追加。光顕でK-W結節と管内細胞増殖+富核、humpを疑う所
見を認めた。IFはIgMが1+のみ、C3などは陰性。4/3の尿蛋白はUP3+、6.55g/gCrで、A
lb1.5g/dLで、PSL治療を中止した。4/24の電顕報告では糸球体基底膜は蛇行、一部肥
厚し、ポドサイトの足突起は広範に消失、高電子密度沈着物を内皮下に認めた。【結
語】2型糖尿病の診断後9か月でネフローゼ症候群とsCr倍化に至った糖尿病性腎症の
一例を経験した。文献的考察を加えて報告する。