オオノ ミチヤ   OHNO MICHIYA
  大野 道也
   所属   朝日大学  歯学部 総合医科学講座 内科学(朝日大学病院)
   職種   教授
発表年月日 2010/06
発表テーマ 当院におけるoff-pump冠動脈バイパス術(off-CAB)後の急性腎障害(AKI)について~酸素代謝を中心とした検討~
会議名 第53回日本腎臓学会学術総会
単独共同区分 共同
開催地名 神戸
発表者・共同発表者 大野道也、長屋麻由、岡田美帆、横山温子、小田 寛、大橋宏重
概要 【目的】AKIは冠動脈術後の重篤な合併症としての一つである。Off-pump CABG(OPCAB)はon-pump CABGよりAKIの危険性が少ないことが報告されている。術後、組織酸素代謝をより良い状態に維持することが術後回復に重要である。今回、OPCABの術後のAKIの頻度とその酸素代謝について検討した。【結語】今回のOPCAB術後のAKI症例は術前より貧血、心・腎機能の低下を認めた。術後、DO2の増加に伴い、SvO2の減少によるVO2の増加、さらにO2ERを増加させること(酸素代謝の改善)で、腎機能が改善させた可能性があり、術前より、貧血の補正、心機能の保持に努めることはOPCAB術後のAKI発症予防の一つとなるかもしれない。