ハラダ ナオム
HARADA NAOMU
原田 尚武 所属 朝日大学 歯学部 口腔病態医療学講座 口腔外科学 職種 助教 |
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発表年月日 | 2023/10/14 |
発表テーマ | 低血清環境におけるマウス口腔扁平上皮癌細胞株のIL-1α産生能と免疫抑制作用の上昇 |
会議名 | 第66回 NPO法人 日本口腔科学会中部地方部会学術集会および学術研修会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | ポスター |
単独共同区分 | 共同 |
発表者・共同発表者 | 伊藤 宏衣, 原田 尚武, 花井 祥太,島村 佳明, 安村 真一,江原 雄一,村松 泰徳,近藤 信夫 |
概要 | 我々はC3Hマウス口腔扁平上皮癌細胞株Sq1979の放出するIL-1αが同系マウスの間葉系細胞(10T1/2)を介する免疫抑制機構を促進することを示した(Morimoto-Ito H, Open Dent J, )。今回は、低血清濃度や低酸素状態がSq1987細胞のIL-1α産生および、免疫抑制作用におよぼす影響を検討した。Sq1979細胞を異なる血清濃度および0.1%の低酸素状態で培養し、得られた馴化培養液を用いて10T1/2細胞の刺激脾細胞に対するIFN-γ 産生能に及ぼす影響を検討した。さらに馴化培養液中のIL-1α濃度をELISA法で検討した。通常酸素(20%),10%FBSの通常培地に比べ1%以下の低血清濃度および0.1%の低酸素状態ではSq1979細胞のIL-1α 産生が増強され、得られた馴化培地を用いると、10T1/2細胞の刺激脾細胞に対するIFN-γ 産生能の抑制作用も増強した。Sq1979細胞は低血清および低酸素条件においてIL-1α産生を高め、免疫が有意に抑制されることが示された。 |