ウエダ ユミコ   UEDA YUMIKO
  上田 ゆみ子
   所属   朝日大学  保健医療学部看護学科 基礎看護学
   職種   准教授
発表年月日 2016/08
発表テーマ 学生が患者との体験を通して捉えた看護コミュニケーションの技法
会議名 日本看護研究学会第42回学術集会
学会区分 全国学会
単独共同区分 共同
開催地名 つくば市
発表者・共同発表者 篠崎惠美子、坂 亮輔、栗田 愛、小野五月、上田ゆみ子
概要 看護コミュニケーション論を学んだ学生が基礎実習での体験をもとに、コミュニケーション技法の活用をどのように捉えたかを明らかにするために、看護系大学1年生の課題レポートをテキストマイニング手法による形態素解析、構文解析を経て、「単語頻度解析」「ことばネットワーク分析」を行い、比較検討を行った.
単語頻出度解析にて、名詞では「患者」「話」「コミュニケーション」「自分」「共感」「実習」「技法」、動詞では「聞く」「考える」「使う」「話す」「とる」「開く」、形容詞では「良い」「難しい」「多い」が多く出現した.ことばネットワークにて「気持ち」「患者」「実習」「話」「コミュニケーション」「共感」が出現した.看護において「共感」は「同情」と区別され、看護師が患者を理解する上で重要であり、不可欠な技法である。学生がコミュニケーション技法を語るにあたり、対象となる「患者」や「気持ち」と共起する頻度や確率が高い単語に「共感」が出現したことから、学生は患者とのコミュニケーション体験を通して看護技術として「患者」の「気持ち」に「共感」することの重要性を実感していることが視覚化された.