サイトウ イッセイ   SAITOH ISSEI
  齊藤 一誠
   所属   朝日大学  歯学部 口腔構造機能発育学講座 小児歯科学
   朝日大学  大学院 歯学研究科
   職種   教授
期間 2021/02~
活動形態 メディア報道
タイトル 「自然治癒は難しい」日本人の子どもの3割が“お口ぽかん" 新潟大などによる大規模調査(2021年2月18日)
種別 インターネット
イベント・番組・新聞雑誌名 テレ東BIZ
対象 幼稚園以下,小学生,中学生,高校生,大学生,社会人・一般
執筆者 本人以外
概要 新潟大学などの研究チームは、日本人の子どもの3割で、日常的に口が開いている、いわゆる“お口ぽかん”の症状が見られることがわかったと発表しました。

小児歯科医院を受診する3歳から12歳のおよそ3,400人を対象として、その保護者にアンケートを実施したところ、子どもの30.7%が、お口ポカンを示していたということで、研究チームは、「お口ぽかんは現代の新たな疾病だ」と指摘しています。

また、お口ポカンは、歯並びの悪さや、アレルギー性鼻炎などとも関連がみられるとしています。

さらに、お口ぽかんの症状を示す子どもの割合は、年齢とともに増加する傾向があることもわかったということで、研究チームは、「子どものお口ぽかんは、成長期において自然治癒が難しい疾病であると考えられる」としています。

新潟⼤学 ⿑藤⼀誠准教授
「最近であれば、マスクをしている状況というのが、呼吸がしにくくなっていて、口呼吸を誘発してしまっている、口がぽかんとしている状況が長期間継続していることも十分考えられる。」
「(お口ぽかんは)歯並びとの絡みもあるので、年齢が高くなってしまうと、歯列の歪みが大きくなってしまうので、いかに幼い頃に口ぽかんを防げるかと言ったところをもっと突き詰めたい。」
「まだまだ治療法が具体的に明確になってないところも一部にはあるが、口をトレーニングする対応とか、原因を改善していくといった試みを今やっているところです。」