オオノ ミチヤ
OHNO MICHIYA
大野 道也 所属 朝日大学 歯学部 総合医科学講座 内科学(朝日大学病院) 職種 教授 |
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発表年月日 | 2021/10/27 |
発表テーマ | サクビトリルバルサルタンの腎機能に及ぼす影響 ~“心保護液性因子”活性効果に期待~ |
会議名 | 心腎連関Webセミナー |
主催者 | 大塚製薬 |
会議区分 | その他 |
講演区分 | 講師 |
単独共同区分 | 単独 |
概要 | 心不全の病態では、神経体液因子の均衡破綻がある。特に、急性うっ血性心不全、慢性心不全の急性増悪では利尿薬が大量に使用され、RAA系の亢進がさらに高まる。
近年、慢性心不全治療薬は神経体液因子をターゲットとした治療で用いられているサクビトリルバルサルタンは心不全治療に良好な結果が報告されている。 慢性腎臓病においてもこの神経体液因子治療戦略は、理論的に有効で、また、心腎連関にも良い効果があると推察される。 よって、今回、腎臓内科医の立場から①心不全急性期治療に必要な利尿薬(特にループ利尿薬)の上手な使用方法と②利尿薬ナトリウムペプチドナトリウム利用、血管拡張を有して心不全において心保護神経体液因子であるナトリウムペプチド活性化効果のあるサクビトリルバルサルタンの腎作用について現時点の報告から考察したい。 |