ウノ ミツノリ   UNO MITSUNORI
  宇野 光乗
   所属   朝日大学  歯学部 口腔機能修復学講座 歯科補綴学(固定性義歯学)
   朝日大学  大学院 歯学研究科
   職種   教授
発表年月日 2024/11/16
発表テーマ オーラルアプライアンスを用いた補綴治療
開催期間 2024/11/16~2024/11/17
会議区分 国内会議
講演区分 特別講演・記念講演
単独共同区分 単独
招待講演 招待講演
発表者・共同発表者 宇野光乗
概要 近年、補綴臨床におけるオーラルアプライアンス(以下OA)は、閉塞性睡眠時無呼吸(以下OSA)、顎関節症そして睡眠時ブラキシズムの治療に広く用いられているが、それぞれ病態を把握して、適切に使用することが必要である。
OSAは睡眠中に上気道が閉塞あるいは部分的に狭くなることで、無呼吸あるいは低呼吸を発現する疾患である。OSAは血中酸素を低下させ、中途覚醒が頻繁に発生し睡眠を妨げる。OSAの放置は循環器系疾患などの臨床症状に影響を与えることも報告されている。わが国では、医科におけるPSG検査後にOSAと診断された患者に対して、OAを装着する治療法が保険収載されている。しかしながら、使用するOAの種類、タイトレーションによる下顎位の決定、治療期間等は担当医に委ねられているのが現状である。そのためOA治療の特徴や期待される治療効果と、想定される副作用を正確に把握して、医科からのOA製作依頼に対応する必要がある。